【11個】トイレの構造によるつまりの原因と自分で直すか・業者に依頼まとめ
トイレは使用方法だけでつまるのではなく、水洗トイレの構造上つまりやすい場合があります。
本記事ではトイレの構造を簡単に解説して、つまりの原因別に注意すべき点や対処法を紹介します。
また万が一トイレがつまった時に備えて、自分で直す方法や準備しておくべきもの、業者に依頼すべきつまりなのかも解説しましょう。
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【11個】トイレの構造によるつまりの原因
トイレの配管は、湾曲したり水が溜まったりしています。臭気などが上がるのを防ぐトラップと呼ばれる構造ですが、湾曲している構造上つまりが生じやすい部分でもあるため、「つまりの原因」について確認が必要です。
大量のトイレットペーパーや便を流している
水に溶けるトイレットペーパーですが、大量に使用して流すと、つまりの原因になる場合があります。
トイレットペーパーが溶けているか、乾いた部分がないかを確認後に流してください。
また節水トイレでは水量不足の場合もあるので、こまめに流したりウォシュレットを使用したりしてトイレットペーパーを濡らしましょう。
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ティッシュペーパーやおしり拭きを流している
同じ紙だからとティッシュペーパーやおしり拭きを、トイレに流してはいけません。
なぜならトイレットペーパーとは異なり、水に溶けにくいからです。水に溶けにくいものを流せば、トイレがつまる可能性が高くなります。
「水に溶ける」「トイレに流せる」などの説明がない製品を、トイレに流すのはやめましょう。
生理用品・おむつを流している
生理用品・おむつには、吸水ポリマーという素材が使用されています。吸水ポリマーは水分を吸収すると膨張する性質があるので、誤ってトイレに流すと大変です。
配管内部の水を吸収して膨張し、つまりの原因になるだけではなく、配管を破損する場合もあります。生理用品やおむつは、適切に処理して正しく処分しましょう。
お掃除シートやおしり拭きを一度に流している
「水に溶ける」「トイレに流せる」という、お掃除シートやおしり拭きがあります。
しかし使いやすさを考慮して耐久性があるため、トイレットペーパーに比べて溶けにくいです。
したがって一度に大量に流すと、つまりの原因になります。
使用した後は少量かつ回数を分けて流す、もしくはゴミとして処分するのが良いでしょう。
ペットシートや大量の猫砂を流している
ペットを飼っている人の中には、ペットシートや猫砂をトイレに流して処分している方もいるかもしれません。
ペットシートはおむつ同様に、吸水ポリマーという素材が使用されています。トイレに流すと、配管内で膨張してつまったり、配管を破損したりする可能性もあり危険です。
猫砂についてはトイレに流せるタイプでも、なるべくゴミとして処分する方が良いでしょう。ペットの便は毛を多く含む場合があり、配管内でつまりやすいからです。
食べ残しや料理で出た生ゴミを流している
ゴミ箱に捨てたり、台所の排水口に流したりすると悪臭が気になるから、食べ残しや生ゴミをトイレに流して処分している方もいるかもしれません。
台所やトイレに限らず、油分が含まれているものを配管に流すと、配管内部で凝固してつまりが生じる可能性があります。食べ残しや生ごみは、必ずゴミとして処理しましょう。
同様の観点から吐瀉物に関しても、可能な限り袋に回収して、適切に処分することをおすすめします。
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子どものおもちゃやインテリア小物・消臭剤のふたを流している
子どものおもちゃ、インテリア小物や消臭剤のふたなど、トイレに落として流すとつまりの原因になります。つまった場所が奥だと自力での回収は難しく、素材によっては洗剤で溶かせません。
落としたことや紛失に気づいた時は、流さずに確認しましょう。誤って流してつまりが生じた場合は、業者に依頼するのがおすすめです。
ポケットから落下した小銭やペン・個室内の飾りなどを流している
ポケットに入れていた小銭やペンなど、貴重品や大切な物であれば、トイレに落としても回収するかと思います。しかしレシートや包み紙、個室内の飾りなどが落下した場合は流していませんか。
小さいから大丈夫だろうと、安易に流してはいけません。いずれも水に溶けず、つまりの原因になるため回収してから流してください。
洗浄時の水勢が弱い
大便やトイレットペーパーを流す際に、「小」や「eco」を使用するのはやめましょう。
洗浄時に水勢が弱いと流したものが流れ切らず、配管の途中でつまりの原因になります。
節水で節約した水道代が、つまりの修理費用で相殺、もしくは不足してマイナスになるかもしれません。
節水は適切なタイミングで行うことが大切です。
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尿石が溜まっている場合は注意
尿石とは尿に含まれるカルシウムやマグネシウムなどが変化して、アルカリ性の結晶となったものです。尿石は悪臭の元になるだけでなく、配管内部に蓄積してつまりの原因になる場合があります。
定期的に掃除をしているのにつまりやすい、トイレットペーパーなどを大量に使ってないのに流れが悪いなどの症状があります。上記のような場合、配管内部で尿石がつまりを形成し始めているかもしれません。
堆積した尿石は通常の洗剤やこすり洗いでは除去が難しく、自分では尿石を除去できないと思った場合は専門業者に依頼をおすすめします。
屋外の排水管がつまっている
トイレの排水だけではなく、風呂場や台所など他の排水もうまく流れませんか。このような場合、屋外の排水ますや排水管につまりが生じているかもしれません。
屋外にある排水ますや排水管は、木の根や土砂などでつまる以外にも、配管の漏れや破損で流れが悪くなる場合があります。特に大雨や地震などの自然災害時の後には、大量の汚水が流れ込んだ可能性もあるので、心当たりがある場合は、速やかに専門業者に依頼しましょう。
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自分で直すか・業者に依頼まとめ
つまりの原因や場所によっては、自分で直せる場合があります。自分で直せる場合とは、トイレットペーパーや便など、一般的な使用でつまらせた場合です。
直し方としては、
- 別の場所で汲んだ水を便器に流し、しばらく放置した後に流す
トイレットペーパーが水に溶けるのを待ちましょう
- ラバーカップやワイヤーブラシなどで、つまりの原因を除去する
配管を傷つけないように注意しましょう
- 液体パイプクリーナーなどで、つまりの原因を溶解する
使用量と時間を守り、換気しながら作業しましょう
などが挙げられます。
一方で業者に依頼した方が良い場合は、水に溶けないものでつまらせた場合です。
無理に自分で直そうとして、つまりが奥に移動するなど悪化する場合もあります。
つまりの回収や除去が難しいと判断したら、専門業者に依頼をおすすめします。
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