自宅でできる下水の臭い・つまり予防対策と4つの方法を紹介
下水は臭いやつまり発生しやすい場所のひとつです。具体的な対策を行いたいものの、何をすればよいのか困っている方もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、自宅でできる下水の臭いやつまりを直す方法を紹介します。下水の臭いやつまりを解消したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
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自宅で可能な下水の臭い・つまり予防対策
臭いやつまりを解消することはもちろん、予防対策を行うことも重要です。事前にしっかりと対策をしておくことにより、臭いやつまりが発生するのを軽減できるのがメリットです。今回は室内対策と屋外対策に分けて紹介します。
室内対策
室内でできる下水の臭いやつまり対策は、食べカスや髪の毛などの固形物が流れないようにすることです。固形物が下水道管に流れることにより、汚れが蓄積したりつまったりする可能性があります。
なるべく流さないためにも排水口に網目の細かいネットを装着するといった対策が必要です。汚れがたまらないように定期的に掃除するのもポイントです。
また、調理後の油を下水道に流さないことも重要です。油は冷えると固まる性質のため、下水道へ流した際に配管内で蓄積してしまう恐れがあります。お皿やフライパンに付いた油は、キッチンペーパーなどで拭き取ってから洗い流すことが大切です。
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屋外対策
室内でできる下水の臭いやつまり対策として、落ち葉やゴミなどが排水桝に侵入しないよう定期的に掃除することが挙げられます。特に落葉しやすい季節や大雨が降ったときなどに注意が必要です。
もし排水桝に落ち葉やゴミなどが入ってしまった場合は、マイナスドライバーなどを活用してフタを開け、配管内に蓄積しているものを取り除く必要があります。
落ち葉などが排水口へ流れるのを防ぐ、網やネットといったアイテムも展開されているので掃除の手間を軽減したい方は検討してみてください。
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自分で下水の臭い・つまりを直す4つの方法
自分で下水の臭いやつまりを解消する方法は以下の4つです。
- 液体パイプクリーナーを使用する
- 真空式パイプクリーナーを使用する
- ワイヤーブラシを使用する
- 高圧洗浄機を使用する
ホームセンターなどで手軽に手に入りやすいアイテムを活用するので、初めて実践する方もぜひチェックしてみましょう。
液体パイプクリーナーを使用する
髪の毛・油汚れが原因で下水の臭いやつまりが発生しているケースには、液体パイプクリーナーを使用するのがおすすめです。具体的な使用方法は、以下の通りです。
- 排水口カバーや排水トラップなどを外す
- 製品の取扱説明書に記載されている分量を排水口に流す
- 15〜30ほど放置する
- 水を勢いよく流して作業完了
液体パイプクリーナーは、さまざまな濃度のものが展開されていますが、下水の臭いやつまりを解消するなら濃度1〜2%以上の製品が適しています。液体パイプクリーナーを使用する際は、取扱説明書に記載されている分量や放置時間などに従って作業を行うのが大切です。
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真空式パイプクリーナーを使用する
下水の臭いやつまりには、真空式パイプクリーナーを活用するのも選択肢のひとつです。真空式パイプクリーナーの使用方法は、以下の手順を参考にしてみてください。
- 排水口カバーや排水トラップなどを外す
- 先端部分を排水口にしっかりと密着させる
- ハンドルをゆっくりと押し引きする
- つまりが解消するまで上記を繰り返す
真空式パイプクリーナーは、油汚れや食べカスなどのつまりに効果的です。配管に圧力をかけることにより、蓄積された油汚れなどを解消できます。ただし、真空式パイプクリーナーを使用してつまっている固形物を無理に取り除くと、配管を損傷させてしまう可能性があるので注意が必要です。
ワイヤーブラシを使用する
排水口付近に臭いやつまりの原因がある場合には、ワイヤーブラシを活用した方法も検討してみてください。具体的な活用方法は以下の通りです。
- 排水口カバーや排水トラップなどを外す
- 排水管にワイヤーブラシを可能な限り差し込む
- ブラシ部分を回転させながら汚れを削り落とす
- 汚れが取れたら水で洗い流す
ワイヤーブラシは、長年蓄積された頑固な汚れを除去しやすいのがメリットです。ただし、配管を傷付けたり掃除する際に汚れが飛び散ったりする恐れがあるため、取り扱いには注意しましょう。また、配管の奥に臭いやつまりの原因があるケースには不向きです。
高圧洗浄機を使用する
排水管と排水桝の両方をまとめて掃除したい場合は、高圧洗浄機がおすすめです。高圧洗浄機の使用方法は、以下の手順を参考にしてみてください。
- 排水口カバーや排水桝のフタを外す
- 排水管、または排水桝にホースを差し込む
- 水を噴射する
- 汚れが取れるまで上記を繰り返す
高圧洗浄機は威力の高い水圧を利用するため、排水管や排水桝にたまった汚れを落としやすいのが魅力です。なお、取り扱いが難しいうえ、使い方を間違えると怪我につながる危険性があります。使用する前に取扱説明書をしっかりと確認するのが大切です。
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下水の臭い・詰まりは自分でなおす?業者に依頼する?
軽度な下水の臭いやつまりであれば、自分で直すのがおすすめです。ホームセンターなどにあるアイテムを活用することで、比較的リーズナブルな価格で臭いやつまりを解消できます。
しかし、つまりの原因がわからなかったり自分で作業を行うのに自信がなかったりする場合は、専門業者に依頼するのも選択肢のひとつです。自分で直すより費用がかかってしまうものの、怪我や配管を破損してしまうといったリスクを抑えられるのがメリットです。
業者に依頼した際の費用相場
下水の臭いやつまりを専門業者に依頼した際の費用相場は、場所ごとに金額が異なります。キッチンのつまりを解消する場合、約8,000〜12,000円が相場です。
トイレ・洗面台・浴室などの軽いつまりを解消するなら、4,000〜8,000ほどを目安にしてみてください。ただし深刻な具合であれば、8,000〜20,000ほどの費用が発生するケースもあります。
洗濯機は軽度のつまりなら8,000〜12,000円ほど、ポンプを使用する場合には6,000〜12,000円程度が費用相場です。
業務用の高圧洗浄機を使用してつまりを解消する際は、各場所30,000〜50,000円ほどの金額を想定しておきましょう。具体的な費用については汚れ具合や業者によって異なるため、あくまで目安程度にしてみてください。
業者に依頼手順はこちら
業者の作業を依頼する手順は以下の通りです。
- 業者を複数者選定する
- 各業者に見積もりを依頼する
- 気に入った業者と工事の日程を決める
- 作業を開始する
- 工事完了後にお支払いを完了させる
工事を依頼する際は、複数の業者に見積書を作成してもらうのがおすすめです。複数の見積もりを行うことで費用相場を把握しやすいほか、自分好みの業者を見つけやすいのがメリットです。
また、依頼を検討している業者が水道局から認定を受けた「水道局指定工事事業者」であるかもチェックしたいポイントです。水道局指定工事事業者は、一定の知識や技術を有しているため安心して工事を依頼できます。
信頼できる業者を探している方は、ぜひチェックしてみてください。
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下水を詰まらせない対策をしよう|まとめ
下水の臭いを軽減するためにも、つまらせない対策をしっかりと行うのが重要です。特に落葉しやすい季節や大雨が降りやすい時期には注意が必要です。こまめに掃除を行うのが難しい場合は、排水口に網目の細かいネットを装着するといった対策も検討してみましょう。
ホームセンターなどを活用することで、排水口カバーなどの便利グッズが比較的リーズナブルな価格で購入できます。また作業する手間を省きたい場合は、業者に依頼するのも選択肢のひとつです。